Objective-CでiOSアプリ開発・更新業務・バグ修正
最終更新日 2021年3月11日
監修・著者 エンジニア業界で働く人 山下 将也
アプリ開発に必要なプログラム言語
iPhoneのアプリ開発に長く使用されてきたのがObjectiveCは、Swiftが登場してからは少し古いと言われるようになってしまいましたが、それでも未だにObjectiveCが人気です。Swiftは現在4.2までリリースされていますが、Swiftが開発された当初から度重なるバージョンアップ、更新が入っていて、ObjectiveCで作られたアプリからSwiftに移行するタイミングが上手くいかず、そこそこのアプリならば費用対効果が悪くなってしまうという事情もあって、Swiftに移行できていないアプリも多くあります。
ObjectiveCでもアプリ開発は可能なのですが、だんだんと対応できない機能が出てきたり、新しい端末の機能を利用するためにSwiftが必要になったりしているため、ObjectiveCからSwiftへの移行も仕事の一つになります。
互換性は高いので扱いやすい
ObjectiveCはJavascriptなどの言語に似ているため、Javascriptを学んだ方ならばそこまで学ぶのは大変ではないでしょう。問題は、Swiftへの移行と新しいiPhone端末の機能への対応、互換性、機能面の維持などで、少しでも確実に安定して動くアプリを作るためにはObjectiveCの方が良い場合もあれば、Swiftにしてしまったほうが良いものもあって、なかなか一概に言えないというケースバイケースの状況があります。
できればすんなりSwiftに移行してしまったほうが良いですが、その場合、他の言語で開発した機能を呼び込まないとうまく動いてくれないものが出てしまったり、会社の要望によってはObjectiveCでの開発のほうが確実に早く、希望通りのものを作れるという場合もあります。
アプリの更新やバグ修正も仕事になる
ObjectiveCを扱えればほぼ確実にアプリ開発の仕事が受けられますが、その多くは新しいアプリの開発より、バグの修正、アプリの更新作業などになるでしょう。もちろん、位置から開発するよりは細々とした更新作業を行うほうが、ObjectiveCの勉強にもなり、たくさんのアプリの中身を見れますので、スキルアップにもなります。
更新の仕方を仕事を通して学んでから自分のアプリを開発すればより安定したツールも生み出せるようになるでしょうから、確実にステップアップに繋がります。少し古いと言われても気にせず、まだまだ需要はありますので是非ObjectiveCも学んで幅広い言語に精通していってください。
 
監修・著者 山下 将也
エンジニア専門の人材紹介会社に従事しています。業界のことアドわかりやすく発信していきます。