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フリーランスに多い契約内容・労働環境

最終更新日 2021年3月11日

監修・著者 エンジニア業界で働く人 山下 将也

フリーランスの多くは会社には行かずに、自宅、自室でこもって作業をするパターンが多いです。状況によってはサーバー、中継地点などを目視で確認したり、会社に行って直接話したほうが早かったりすることもありますが、基本的にフリーランスは十分な作業環境、コンピュータを自身で用意していて、自宅にいながら仕事をしていきます。

 

契約上は業務委託契約になることが多く、責任の所在や責任割合、報酬支払いのことなどを盛り込んだ契約を交わして仕事をしていくことになります。転職サービス、転職エージェントを利用する場合はそうした手続きをサポートしてくれることが多いですが、完全に個人でやる場合にはこの契約をしっかり個人で結ぶのが一般的です。

 

労働環境は自己責任になることが多い

フリーランスITエンジニアが自宅で業務を請け負う場合は、寝る時間も働く時間も完全に自由になる場合が多いです。プログラムやアプリケーションの開発過程、開発段階などが最初に決められ、所定の開発レベルまで作る期間は設定されますので、その締切までに一定のレベルまで作っていくのがプログラマーの仕事になります。1ヶ月でアプリケーションの基盤と実用レベルまで仕上げていくという依頼は比較的多く、スマホアプリならば1ヶ月ほどで30万円から80万円くらいの報酬で1つ制作するような場合が多いです。

 

この際の制作環境、パソコン、テスト用実機、画像やUI素材なども合わせてこの価格になることもあり、時には著作権を移譲する必要があることも多いです。自宅での作業になれば、作業場の真後ろにベッドがあってもよく、食事をしながらでも仕事さえ完成できれば問題はありません。

 

オーバーワークになることも多い

フリーランスとしてそこそこ成功すると、各方面からの依頼が止まらなくなります。SNSで知名度が上がると依頼は急増しますので、お断りを入れたり、数ヶ月待ってもらったりするような場合も出てきてしまいます。

 

ここで、仕事をどのように取っていくか、人を雇って少しでも多く仕事をこなすか考えたり、作業工程や作業管理をする必要がある場合もありますので、経営力や予定管理、日程調整のスキルも大切です。自由な時間があるとサボってしまう人はフリーランスは向いていませんが、自分だけの自由な時間に仕事に真剣に取り組めるのであればフリーランスとしてやったほうが会社で働くよりも成果が出せるはずです。

 

監修・著者 山下 将也
エンジニア専門の人材紹介会社に従事しています。業界のことアドわかりやすく発信していきます。

 


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